トヨタのサポカーに搭載されている安全装備の「Toyota Safety Sense」は車種やグレードによって様々です。
そんな交通事故による被害を軽減する安全性能ですが、車を購入の際に搭載されている機能がよくわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで現在のセーフティセンス機能を一覧としてまとめました。
オートハイビーム、自動ブレーキ、クルーズコントロール、自動車線維持なども必見です。
トヨタサポカーの安全装備である「Toyota Safety Sense」の機能一覧 自動ブレーキや車線維持にクルーズコントロール、先行車両の追従など便利な機能が沢山です。
トヨタの安全性能はここ数年で格段に向上しました。
例えば10年以上前に生産されていた10系後期型のアルファードと現在の30系後期型のアルファードを比べると10年前にはついてなかった自動軽減ブレーキや踏み間違い時サポートブレーキなど、安全性能にかなりの違いが出てきました。
トヨタでは、このようなトヨタが開発している安全装備のことを「Toyota Safety Sense」といい、これらの安全装備が搭載されている車のことを「サポカー」と呼びます。
「Toyota Safety Sense」装備車と書かれている車には必ず何かしらの安全装備が搭載されているということですね。
では、「Toyota Safety Sense」装備車には、具体的にどのような機能が搭載されているのでしょうか?
Toyota Safety Senseの安全装備一覧
●自動衝突被害軽減ブレーキ
この安全機能が搭載されている車ならもしもの際に自動でブレーキをかけてスピードを落としてくれるため、交通事故を回避もしくは交通事故の被害を軽減します。
また、自動ブレーキは「Toyota Safety Sense」装備車の中でも
・車両の検知のみ
・車両、昼のみ歩行者の検知
・車両、昼夜歩行者、昼のみ自転車の検知
と現在3段階に分かれています。
同じ自動ブレーキでも車種やグレードによって検知の対象が異なるため、購入の際には注意が必要です。
●踏み間違い時サポートブレーキ
この安全装備が搭載されている車なら駐車の際などにアクセルとブレーキを踏み間違えてしまった際に自動でブレーキをかけます。
よく駐車をする際に誤ってアクセルを踏んでしまい建物に突っ込んでしまったという事故がニュースで報道されていますが、そんなときにこのサポートブレーキが付いていれば建物に突っ込んでしまう可能性は極端に少なくなります。
もしもの時のヒヤリがなくなるのは良いですね。
●ハンドル操作サポート
この安全機能は車線の中央を走行するためのハンドル操作をアシストします。
また、車線からはみ出してしまい機械が危険であると判断した場合はブザー・ディスプレイ表示で知らせるとともに自動でステアリング操作を行い、車線の中央に戻るアシストをします。
特に白線などの道路の線が消えかかっていてカメラが認識できない場合でも、先行車を追従することによって走行やハンドル操作をサポートします。
●車線はみだしアラート
この安全機能は車線からはみ出そうになった際に、ブザー・ディスプレイ表示でドライバーに警告します。
車種によっては警告だけではなく、自動ステアリング操作により車線の中央への復帰をサポートします。
こちらは先ほど紹介したToyota Safety Senseの「ハンドル操作サポート」と似ていますが、先行者の追従や常に車線の中央走行をサポートしてくれるという点で異なります。
初めて運転する車や車体の大きいなどは特に車線からはみ出てしまうといった不安がある方も多いのではないでしょうか?
この「車線はみだしアラート」が付いている車であれば万が一車線からはみ出してしまっても安心です。
●自動ハイビーム
Toyota Safety Sensの自動ハイビームは2種類存在します。
・オートマチックハイビーム
こちらの安全機能は夜間の走行時に周囲の車両を検知し、自動でロービームとハイビームの切り替えを行います。
・アダプティブハイビームシステム
この安全機能が搭載されたサポカーは自動でロービームとハイビームの切り替えを行うだけでなく、先行車や対向車がいる範囲のみロービームで、残りの範囲をハイビームで照らします。
近年は歩行者の検知などの安全への配慮からハイビームでの走行が勧められていますが、対向車や先行車に対し迷惑がかかってしまうためなかなかハイビームでの走行は難しいですよね。
そんな際に自動ハイビームがあれば他車両への配慮と安全性の確保の両立をすることが出来ます。
特にアダプティブハイビームシステムなら他車両がいない範囲のみハイビームで照らすため、より安心ですよね。
アダプティブハイビームシステムは現在搭載されている車種が少ないうえ、同じ車種でもグレードによってメーカーオプションやオートマチックハイビームしか対応していないものもあるため注意が必要です。
●追従ドライブ支援機能
こちらは「レーダークルーズコントロール」とも呼ばれる安全装備です。
先行車を検知して先行車と同じ速度で、一定の車間距離を保ちながら走行します
渋滞時のノロノロ運転や先行車の急ブレーキなどの緊急事態にも対応することが出来るため、追突などの交通事故を防ぐことが出来ます。
●標識読み取りディスプレイ
このサポカーに搭載されているカメラが自動で道路標識(速度制限)などを読み取り、読み取った情報をディスプレイに表示します。
万が一ドライバーが道路標識を見落としてしまった際でもディスプレイに道路標識が表示されるので確認しやすいです。
また、標識を常に気にして探さなくても良くなるため運転に集中しやすいですよね。
これらが主なトヨタのサポカーに搭載されている「Toyota Safety Sense」の機能ですが、車種によって搭載されている機能と搭載されていない機能があるため注意が必要です。
また同じトヨタ車でもアクアよりプリウスのほうが安全機能の数や性能が高いといったように、車種によって予防安全性能のランクも違います。
現在ではアルファード、ヴェルファイア、クラウンやカローラスポーツがトヨタ最高レベルのサポカーとなっています。
これからフルモデルチェンジやマイナーチェンジをする車はどんどん最新の安全装備が搭載されていくでしょう。
トヨタ車の購入を検討されている方はぜひ欲しいと思っている車にどの安全装備が搭載されているのかを確認してくださいね。