スタッドレスタイヤの購入、保管場所を気にをせずに、冬場の出費を安く乗り切る方法を解説!
冬場に雪が降ると道路凍結による安全性の面からスタッドレスタイヤは必需品です。
しかし年に2~3回だけの積雪のためにわざわざタイヤとホイールを購入するのは大変ですよね?
そこでカーショップでのレンタルやオールシーズンタイヤの使用など、経費や価格を安く抑えるコツを解説します。
スタッドレスタイヤを倉庫などの保管場所やカーショップ預かりも使わず、価格を安く済ませる方法
スタッドレスタイヤの必要性は住んでいる地域によって異なります。
例えば北陸の方であれば雪の降る頻度は高いので、必然的にスタッドレスタイヤは必需品となります。
しかし東京や名古屋などの地域ではせいぜい年に2~3回しか雪が降らないことが多いため、それだけのためにわざわざスタッドレスタイヤを購入するのは難しいですよね。
また、スタッドレスタイヤのデメリットとして
●消耗がノーマルタイヤより激しい
●保管場所に困る
●履き替えが大変
●ホイールも買わなければならない
等が挙げられます。
この中で特にデメリットであるのは保管場所ではないでしょうか。
タイヤ4本だけでかなりのスペースを取ってしまう上に、雨や直射日光の当たらない場所に保管しなければすぐにゴムが劣化してしまいます。
このようなデメリットを避ける一つの方法として、スタッドレスタイヤをレンタルするといった方法があります。
もちろんタイヤのインチによってレンタル料金は異なりますが、大抵は一泊二日もしくは二泊三日で5,000円~10,000円程度でレンタルすることが可能です。
・・・普通にスタッドレスタイヤを買ったほうがお得じゃない?
私も初めにこの値段を見たときは正直そう思いました。
しかしこの値段には「2回分のタイヤの履き替え」料金が含まれています。
つまりスタッドレスタイヤに変える料金と、ノーマルタイヤに戻す料金が含まれているということです!
通常ガソリンスタンドなどで頼むと2回で8,000円程度はかかってしまいますからね。
更にこのレンタル、延長料金は一泊で1,000円~2,000円のショップが多いため、料金の大部分が履き替えにかかる工賃だということが分かります。
年に積雪が数回しかない地域の方にとってスタッドレスタイヤの購入は負担ではありませんか?
そんな方はスタッドレスタイヤのレンタルという選択肢もありますよ。
オールシーズンタイヤのコストパフォーマンスと事故率などの安全性、乗り心地について
タイヤ履き替えの工賃を抑えたい、スタッドレスタイヤにお金をかけたくないという方は「オールシーズンタイヤ」がおすすめです。
オールシーズンタイヤはその名の通り通年使用可能なタイヤで、冬に雪が降った際にも使用することが可能です。
オールシーズンタイヤはいわゆる夏用タイヤとスタッドレスタイヤのハイブリッドです。
もう少し詳しく言うと溝の深さはスタッドレスタイヤに近く、ゴムの硬さは夏用タイヤに近くなっています。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかくなっているため
・消耗が激しい
・燃費が低下する
といった弱点があります。
よって雪の降らない時期は夏用タイヤに変えなければただの「燃費が悪く、消耗の激しいタイヤ」となってしまいます。
そこでオールシーズンタイヤではゴムを硬くすることにより長持ちさせ、かつ溝を深くして排水性を上げることで冬場にも適応させたという仕組みです。
ただしオールシーズンタイヤでは深く積もった雪の上を走ることは不可能です。
もちろん夏用タイヤでは走れないシャーベット状や薄っすらと積もった路面は走行可能です。
しかしゴムを硬くしているため、深く積もった路面にはチェーンの装着が必須になってしまうということですね。
決してオールシーズンタイヤは事故率が高いということではありません。
ただし使う場面をしっけりと理解していなければ、事故を引き起こしてしまう可能性が出てくるということなのです。
まとめると
●タイヤの購入が1セットで済む
●年に二回のタイヤ交換の手間がない
●タイヤの保管場所に困らない
といったメリットがある一方で
●そこそこ雪が降った際に対応が困難になる
●使う場面を間違えると事故を引き起こしてしまう
といったデメリットが挙げられます。
このオールシーズンタイヤはあまり雪が降らず、降ってもあまり積もらない地域の方だとかなり恩恵を受けることが出来ます。
スタッドレスタイヤへの出費を抑えたい方は特性をしっかりと理解したうえで使用することをおすすめします。